2020
15
Jul

写真

「おもひでぽろぽろ」と小津監督

高畑勲監督の「おもひでぽろぽろ」を久しぶりに観た。

金曜ロードショーで何回も観たことがあるが、たまに観たくなる。

今回はDVDで観た。

金曜ロードショーではオープニングのクレジットがカットされていたことがDVDを観てわかった。

そしてオープニングのクレジットが小津安二郎の映画の始まりだ。

それだけで、何かを発見した気になって嬉しくなった。

そう思うと小津監督にインスピレーションを受けているんだろうな、という視点で「おもひでぽろぽろ」を観てしまう。

画面の画作りや、カメラアングル、フィックスで組み立てられたカット割、何より会話の間が小津監督だと思ってしまった。

でもなんかそれって高畑監督にはお節介な話しで、勝手にそうゆう見方をして、映画を語っている気分になっている。

そんなことを思いながら、小津監督がずっと気になっている。

なんかさみしくなってしまうので、好きとは言い切れない感じを持ちつつ、小津監督の映画を観てしまう。

小津監督の心静かに社会の無常を見つめているような視点。

そんなことも自分の写真に影響を受けている。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA