2020
18
Sep

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「ロンリ」の授業

近所の中学生に楠勝平の漫画を貸してあげたら、代わりに”「ロンリ」の授業”という本を貸してもらいました。

とてもわかりやすくて、改めて重要なことが書かれていたので、意識したい部分をいくつか抜き出しました。

①「根拠」を筋道立てて説明する(P17)→論理的に伝えること。

「相手が提示した根拠をきちんと検討すること」(P23)

②問題を整理する(P137)

考える力=「問う」ちから

としています。

そして問題を分解してみることが、問題を整理することで。

例えば「生きるとは何か」のようなすぐには答えられない大きな「問い」は、それを解くために有効な「問い」を探し整理すること。

そして「優先順位」をつけてひとつひとつ答えを探していくこと。

③「”考えは人ぞれぞれ”で終わらせない!」理解しようと努力することがいちばん大切(P195)

「意見の対立」を「人と人の対立」にしない。

論理が必要になるのは、異なる意見の人とつながろうとするとき(P212)

気分や感情に流されずに冷静に見積もるには、論理は不可欠の道具(P213)

論理ってなんだろう?

自分の正当性を主張するというイメージがありました。

その感じがとてもやさしくない。

なんのために論理があるんだろうか? という疑問が本の最後で和らぎました。

異なる意見の人とつながろうとするときの道具。

コミュニケーションで我慢したり、言い負かせるのではなくて、相手を理解し、自分を理解してもらうために、筋道を立てて説明すること。

論理はそのための道具。

 

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