2020
25
Jul

写真

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今日も服を着るのが楽しくて。

シャツが3枚、パンツが2本、羽織りが1枚。

春から夏にかけては、ほとんどの日をそれらの服で着まわしている。

その服は、破れたり色あせたりしても、リペアをして、ずっと着ていくということをコンセプトに作られている。

時間が経って、着れば着るほど、変化して自分と仲良くなっていく感覚。

その服たちを着ることが、それらの哲学を羽織っているようで、背筋が伸びる。

その服と出会ったのが名古屋にある「AUTHOR」というお店だ。

たぶん二年前くらいだったと思うが、ある服を探していて、名古屋で唯一あるのが、そちらのお店だった。

お店に行くと、柔らかそうな、ゆったりとしたリズムを持った店主のお兄さんがいた。

全く別の時間が流れているような空間だった。

店主さんが服の話しをしてくれる。

ひとつの服が作られる背景、歴史、現場のこと。

職人さんの現状やお金のこと、そこにある生活などを話してくれた。

工芸品としての服。

この空間が芸術を飾るギャラリーの様なのはそのためだと思った。

そのような話をしていると、芸術、音楽、言葉、時間とかの話になっていく。

坂本龍一さんのこと、映画、最近行った美術館のこと、流れに漂うように話が膨らんでいく。

たくさんのことを話しているけれど、根底には「生きること」「美しさ」ということがあるので、結局、服のこと、写真のこと、芸術のことを話している様な感じ。

そんな話の中で、服を紹介してくださり、今着ているというわけだ。

それ以来、生きることと服が繋がった感じ。

店主さんが話す、服のことが感覚的に共鳴したのか、服を着るのが楽しくなった。

だから良い感じで生活できる感じがする。

だから良いものを作れそうな感じがする。

http://www.author-web.com

 

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