カメラは目で見えているものを切り取るということが言われますが。
目とカメラの目の違いを意識することが大切だと思います。
目で見たものを撮影してみても、なんか違うなと思う原因を主に3つ上げてみます。
※デジタルカメラということを前提にしています。
①視界
人の目は180°〜200°の視界があると言われています。
その中で、カメラは一部分を切り取っているということを意識します。
そして、人の目は一般的に50mm辺りのレンズで見ています。
広角域の16mm~24mm は目で見るよりは、目の前の者の遠近感に違いがあります。
逆に200mmのような望遠レンズでは視界の一部分を切り取ります。
目の視界とレンズの視界の違いを意識します。
②明暗
目の明暗差の修正には目の優秀さに驚かされます。
例えば、目の前に明るいところと暗いところがって、その差が激しかったりしても、目は見事にそれを微調整してしまいます。
カメラではその差をその後のパソコン上の修正で、明暗差を修正したりします。
その修正の調整が激しいと難しいのですが、目は自然とそれを調整してしまいます。
だからカメラで撮った写真の明暗を調整するものだと頭に入れて置くだけでも違うと思います。
③解像度
カメラの解像度が注目されることが多いのですが、現在、目の解像度には及んでいません。
そもそもデジタル(ピクセル)の世界と目の世界の違いという、根本的な違いがあります。
目の解像度とカメラの解像度が違うということを意識することも大切だと思います。
それはカメラの個性を理解するということでもあると思います。
解像度が良ければ良いという考えではなく。
そのカメラの解像度の個性を理解する。
「このような撮り方をすると、画質がキレイだな」
「この設定だと、少しのノイズが出るけど、それに合った表現があるかもしれない」
カメラの個性を理解することで写真作成の考え方になると思います。
「目とカメラの目はちょっと違う」
記事を書き始めたときのタイトルは「ちょっと」でしたが、書いてみると「大きく違う」と思いました。
その違いはとても主観的なのでそれぞれの、自分の目とカメラの目の差を意識するのは面白いことだと思います。
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