いつもの山に行くと、隣で立派な畑を作っているおじさんが「稲の真ん中が凹んでるやろ。あれは猪やで」と言って、猪の足跡を見せてくれた。
向こうでは、マムシがおるから気をつけなアカンで。
あっちにはスズメバチがおるで。
こないだはタヌキを見たで。
など、話をしてくれる。
野生の動物は目の色が違うでなぁ、ホンマに気をつけなアカン。
奈良の東大寺に行くと目の前に鹿がいて、優しそうな目をしている。
三重県の山の道を車で走っていると、たまに野生の鹿に遭遇する。
ずっとこちらを見ている。
野生の鹿は背筋が凍るような恐怖を感じる。
小学生のとき空き地で野犬に遭遇したときも同じような恐怖を感じたのを思い出した。
この恐怖の感覚が気になっていたのだけど、昨日は尾鷲に行く山と海の景色を見ながら、本来自然は恐怖と隣合わせだよなと再確認した。
なんの知識もなしに川で泳ぐのは危険だし、山の奥深くに入っていくのも危険だ。
山や海に恐怖を感じるのは当然で、動物への恐怖も忘れてはいけない感覚。
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