イノシシの猟師さんが、川の鮎が50年前に比べて激減したと言っていた。
何千という鮎がいたが、今は数えるほどだと。
これほど変化していくのか、と思いながら自然を眺めているそうだ。
魚が戻ってくるには川の水が蘇らなくちゃいけない。
そのためには土が良くならなくちゃいけない。
土が良くなるということは、土があらゆる養分を含まなくちゃいけない。
そのためにはたくさんの種類の植物や動物がいるということ。
だから、ひとことで言うことができないなぁと言っていて、言うなれば多様性と言っていた。
ひとつの要因だけで言うことはできなくて、あらゆることが複合的に絡み合っている。
その猟師さんはイノシシを撃つことで、生計を立てている。
たくさんのイノシシを殺めているから、死というものがとても身近にある感覚があると。
死に抗うというより、死と共に生きるという。
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