近所の中学生に楠勝平の漫画を貸してあげたら、代わりに”「ロンリ」の授業”という本を貸してもらいました。
とてもわかりやすくて、改めて重要なことが書かれていたので、意識したい部分をいくつか抜き出しました。
①「根拠」を筋道立てて説明する(P17)→論理的に伝えること。
「相手が提示した根拠をきちんと検討すること」(P23)
②問題を整理する(P137)
考える力=「問う」ちから
としています。
そして問題を分解してみることが、問題を整理することで。
例えば「生きるとは何か」のようなすぐには答えられない大きな「問い」は、それを解くために有効な「問い」を探し整理すること。
そして「優先順位」をつけてひとつひとつ答えを探していくこと。
③「”考えは人ぞれぞれ”で終わらせない!」理解しようと努力することがいちばん大切(P195)
「意見の対立」を「人と人の対立」にしない。
論理が必要になるのは、異なる意見の人とつながろうとするとき(P212)
気分や感情に流されずに冷静に見積もるには、論理は不可欠の道具(P213)
論理ってなんだろう?
自分の正当性を主張するというイメージがありました。
その感じがとてもやさしくない。
なんのために論理があるんだろうか? という疑問が本の最後で和らぎました。
異なる意見の人とつながろうとするときの道具。
コミュニケーションで我慢したり、言い負かせるのではなくて、相手を理解し、自分を理解してもらうために、筋道を立てて説明すること。
論理はそのための道具。
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