目を瞑って、目の前にどのような画が浮かんでくるか観察してみる。
暗闇だけど、真っ暗ではなく、チカチカ光が入ってきて、具体的なものより、抽象的な印象が現れることが多い。
こんな感じの印象。
目を閉じて見えるものって何だろう? ということに意識的になったきっかけが、「DIALOGUE IN THE DARK」という常設イベントだった。
確か10年前に表参道辺りにそのイベント会場があったことを記憶している。
そこでは漆黒の暗闇の中をアテンドの方が案内してくださって、暗闇の街を進む。
目に頼ることができないので、目以外の五感や声、言葉、杖などを駆使して進んでいく。
それは恐怖と興味が入り混じったアドレナリンが出っ放しの体験だった。
目を閉じるとその記憶が蘇る。
あの興奮した体験を身体が覚えている。
DIALOGUE IN THE DARKのラジオが一ヶ月に一回ある。
それを眠りながら、目を閉じながら聞くのが楽しみで、そんな時、画が思い浮かぶ。
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