写真は感覚的には絵のひとつだということを思っている。
写真は芸術だと思うし、僕の芸術の原体験は絵だ。
小学校に入学したてのとき、シャガールを見て「こんな世界があるんだぁ」とすごく気持ちが楽になったのを覚えている。
芸術をみると、既成概念から解き放たれて、頭がスコーンって突き抜けて、自分と世界が一緒になるような、そんな気にさせてくれる。
マティス、ピカソ、ジョアン・ミロ、フェルメールなどを覚えているなぁ。
三重県立美術館で見ていたのかな。
１０代は絵画しか見たことなくて、芸術＝絵画だと思っていた。
２０代になって、東京で、現代アート、写真、アニメーション、演劇、映画、音楽など芸術が溢れていて、とても楽しかった。
それでもそれらの芸術の根底には絵画への憧れがあるんだと思う。
そんな気がするし、写真にもそれを見ているんだと思う。
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