2020
21
Aug

写真

コクリコ坂から

今年は「風の谷のナウシカ」を映画館で観ることができた影響で、立て続けにジブリ作品を観たくなってしまっている。

「コクリコ坂から」は公開当時に映画館で観て、楽しい気分にさせてくれたのを覚えている。

そして今回はDVDで見返してみた。

映画の良かった点をメモしていこうと思う。

①カルチェラタンの素晴らしさ

汚くて古くて(歴史があって)、偏屈な学生の溜まり場だったり、そんな建物をみんなで掃除をしたり、建物がとても魅力的に描かれている。

カルチェラタンにまつわる学生の討論会も、恥ずかしくも羨ましく思う。

学生のイメージが描かれているような感じ。

1963年はあんな感じだったのかな。

とにかくカルチェラタンが最高だ。

②街や海の魅力

街の夕方の街灯がつき始める中を、風間くんとメルが自転車で坂道を下ってお肉屋さんに行くシーン。

コロッケを買って食べるシーンにキュンとしないわけがない。

海と山、高低差のある地形がなんかすごく良いんだよなぁ。

それもなぜか憧れる風景。

③冒頭の朝食のお支度のシーン

冒頭のシーンが一番好きかもしれない。

音楽が最高だし、メルのモーニングルーティンの一連がとても良い。

全体を通して、物語はわかりやすいけれど、登場人物の心情は複雑だ。

登場人物の決断力の速さに、物語はどんどん進んでいく。

陰鬱な気分にさせない程の勢い。

物語だけみると、風間くんのセリフのように安いメロドラマだけれど。

登場人物と画の魅力で、元気な健康的な気分にさせてくれる映画だと思った。

 

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